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	<title>ランナーたちの給水所</title>
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	<description>箱根駅伝＆実業団駅伝ランナーが書く！陸上競技思い出ブログ</description>
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		<title>市内の合同練習会へ</title>
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		<dc:creator><![CDATA[所長]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 30 Sep 2023 06:43:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[【思い出話】]]></category>
		<category><![CDATA[長距離]]></category>
		<category><![CDATA[長距離ランナーの思い出]]></category>
		<category><![CDATA[陸上競技]]></category>
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					<description><![CDATA[中学校の陸上部に入部して数日間、苦しみつつも先輩に必死についていき、練習を続けていました。 先輩たちは優しい人ばかりでしたし、同級生たちとは同じつらさを味わう仲間同士ということもあって、通常のクラスの ... <p>Copyright &copy; 2026 <a href="https://runners-aidstation.com">ランナーたちの給水所</a> All Rights Reserved.</p>]]></description>
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<p>中学校の陸上部に入部して数日間、苦しみつつも先輩に必死についていき、練習を続けていました。</p>



<p>先輩たちは優しい人ばかりでしたし、同級生たちとは同じつらさを味わう仲間同士ということもあって、通常のクラスの子よりすぐに打ち解けられたと思います。</p>



<p>陸上部入部後の最初の週末、陸上競技場で練習することになりました。</p>



<p>市内の中学生が集まる練習会でのお話です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">いざ競技場へ</h2>



<p>金曜日の練習終了後、先生から明日土曜日は市内の陸上競技場で練習することを告げられました。</p>



<p>私たちの地区では、大会などの無い週末土曜日は、市内の中学校陸上部が集まり、合同練習会が行われていました。</p>



<p>当時は、「土曜日も練習あるのか!!」なんて驚いていました。<br>今でこそ当たり前に土日も練習しますが、中学校上がりたての頃は、毎週土日に学校行事である部活動があることを知りませんでした。</p>



<p>この頃の私は小学校時代から引き続き、地元の少年野球チームに入っていたものの、土日の部活動によって次第に野球からフェードアウトしていくことになりました。</p>



<p>今思うと毎週末陸上競技場で他校の陸上部員と一緒に練習できる環境は素晴らしいものだったと感じます。</p>



<p>普段なかなか使えない陸上競技場を使用できることだけでなく、<br>・多くの生徒と競い合って、競技力を向上できる<br>・他校の生徒と知り合い、友達になる<br>・いろんな先生のお話を聞ける</p>



<p>プラスになることばかりですね。<br>何よりも、土日での練習や大会で常に指導・引率してくれた先生たちを今ではとても偉大だと感じます。</p>



<p>土曜日の朝、学校に集合し、自転車で陸上部員まとまって陸上競技場へ向かいます。小学校時代に、市内の陸上競技大会を行った場所と同じところです。</p>



<p>小学校時代は遠い場所に思えた陸上競技場ですが、自転車で３０分弱漕げば到着する距離にありました。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="1024" height="309" src="https://runners-aidstation.com/wp-content/uploads/2023/09/image-3-1.jpg" alt="" class="wp-image-356" srcset="https://runners-aidstation.com/wp-content/uploads/2023/09/image-3-1.jpg 1024w, https://runners-aidstation.com/wp-content/uploads/2023/09/image-3-1-300x91.jpg 300w, https://runners-aidstation.com/wp-content/uploads/2023/09/image-3-1-768x232.jpg 768w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>週に一度、陸上競技場を使える恵まれた環境にいたんだと、年齢が経つにつれて感じますが、<br>この時は、小学生時代に比べて自分の行動範囲が格段に広がったことに成長と喜びを感じて、競技場に向かっていました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">市内の中学生が大集合</h2>



<p>陸上競技場に到着すると、学校ごとに列となって全体集合します。</p>



<p>新年度最初の陸上練習会の開始です。</p>



<p>市内の１０校ほどの陸上部員が集まり、各校の生徒がトラック上で整列し体育座りをしています。私の学校ともう一つの学校の列が長めでした。<br>この時分かりましたが、うちの陸上部の人数は市内でも多かったのです。</p>



<p>そもそも学校の生徒数自体、市内でトップレベルに多く、全生徒７００人程いました。<br>そのため陸上部の人数も多く、人数が多いと競技レベルが高い人も集まりやすいので、うちの学校の陸上部は市内ではそこそこ強い方でした。</p>



<p>この日の陸上練習会には市内の陸上部から１５０人程の生徒が集まり、先生の話を聞いた後に練習の準備をして、練習に入ります。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" src="https://runners-aidstation.com/wp-content/uploads/2023/09/image-3.png" alt="" class="wp-image-357" style="width:567px;height:405px" width="567" height="405" srcset="https://runners-aidstation.com/wp-content/uploads/2023/09/image-3.png 781w, https://runners-aidstation.com/wp-content/uploads/2023/09/image-3-300x214.png 300w, https://runners-aidstation.com/wp-content/uploads/2023/09/image-3-768x549.png 768w" sizes="(max-width: 567px) 100vw, 567px" /></figure>



<p>ここでいう練習の準備とは、陸上競技場の器具庫に入って、様々な種目の練習用具を出し、準備するものです。<br>長距離種目は、基本的に用具をあまり必要としないですが、種目によっては設営などの準備をしなければならない種目もあります。<br>この練習前に行った準備に関しては、私の陸上人生の中でも非常に良い経験となったので、後日の記事で書きたいと思います。</p>



<p>準備を終え、市内の陸上部顧問の各先生のところに各種目の生徒が集まります。<br>先生ごとに得意種目は違うので、短距離専門の先生には、短距離の生徒が集まり、私たちは長距離専門の先生のところに集合するのです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" src="https://runners-aidstation.com/wp-content/uploads/2023/09/image-5.png" alt="" class="wp-image-359" style="width:612px;height:416px" width="612" height="416" srcset="https://runners-aidstation.com/wp-content/uploads/2023/09/image-5.png 782w, https://runners-aidstation.com/wp-content/uploads/2023/09/image-5-300x204.png 300w, https://runners-aidstation.com/wp-content/uploads/2023/09/image-5-768x521.png 768w" sizes="(max-width: 612px) 100vw, 612px" /></figure>



<p>普段の練習では顧問の先生からずっと長距離を教えてもらっていたので、てっきり今日も自分の顧問の先生から教わると思っていました。<br>しかし我々の中学校の長距離顧問は、この日投擲種目の専門として市内の投擲選手を教えていたのです。<br>うちの顧問、確かに長距離ランナーの体じゃないと思ってましたが、昔は投擲種目をやっていたらしいのです。<br>昔長距離をやっていた人でも今ではブクブクに太っている人もいるので、今の体型だけで何とも言えませんが。</p>



<p>そして、我々長距離選手は、隣の中学校の先生が教えてくれることになりました。</p>



<p>いつもと違う先生のもとで行う練習は緊張感があり、ましてや今日は他校の生徒もいるため、より一層練習に気合いがはいります。</p>



<p>そして、当日の練習が伝えられます。</p>



<p>先生：「今日の練習は１０００ｍのタイムトライアルを行います！」</p>



<h2 class="wp-block-heading">全員でウォーミングアップ</h2>



<p>新年度が始まった最初の陸上練習会で、新入部員を含む各校の選手の力を測る目的でしょうか。</p>



<p>他校の上級生をも含めたタイムトライアルは、自分の現在の位置が分かるとともに、後日行われる市内の陸上大会に向けての目標すべきタイム、競うべき選手も分かるというものです。</p>



<p>私は昨年の小学校駅伝大会では、市内の同級生の中で１番でしたが、その位置は今になってもキープできているのか気になっていました。<br>加えて、日頃の練習で力強く引っ張ってくれる先輩たちは、市内の中でどのくらいの位置なのかも非常に気になるところでした。</p>



<p>この日は５０人弱の生徒が長距離選手として練習に参加していました。練習会の日によっては参加できない選手もいますが、大体このくらいの人数は毎週集まっていたように思います。</p>



<p>ウォーミングアップに入りますが、全員まとまって走るには少々人数が多すぎます。<br>５０人弱が２つの集団に分かれて競技場の外周を走るのですが、その１つの集団を私たち陸上部のキャプテンとエースの先輩２人が引っ張っていました。</p>



<p>この姿を見て、当時まだ新入部員でペーペーだった私は「先輩かっけぇ！！」と思うのです。<br>普段の学校の練習では当然見慣れた姿ですが、市内の生徒の先頭に立ち集団を率いる先輩の姿は、普段より何倍も大きく、カッコよく見えるのです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="515" height="271" src="https://runners-aidstation.com/wp-content/uploads/2023/09/image-7.png" alt="" class="wp-image-361" srcset="https://runners-aidstation.com/wp-content/uploads/2023/09/image-7.png 515w, https://runners-aidstation.com/wp-content/uploads/2023/09/image-7-300x158.png 300w" sizes="(max-width: 515px) 100vw, 515px" /></figure>



<p>漫画「キングダム」の中で、１対１で出会う王騎将軍と、大軍勢の先頭に立つ王騎将軍とは全く違う印象を受けましたが、この時もそんな感じです。<br>普段以上に先輩たちが、頼もしく、心強く思えました。</p>



<p>どうせなら先輩たちが率いる集団に入りたいと思った私は先輩側の集団にひっそり入りこみ、ウォーミングアップのジョグと体操を行いました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">そんなにダッシュして疲れない<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/2049.png" alt="⁉" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /></h2>



<p>ウォーミングアップが終わり、いよいよ１０００ｍのタイムトライアルのスタートです。</p>



<p>陸上部に入部してからまだ１週間程度ですが、初めて本気で走り、タイムを計測することは楽しみでもありました。<br>そもそもこの時、１０００ｍをどのくらいで走るのが速いか分かりません。タイムの目標なんて当然無く、周りの選手との相対評価で自分を測ることしかできませんでしたが。</p>



<p>１０００ｍは、４００ｍトラックを２周半します。スタート地点は２００ｍのスタート場所と同じ場所に集まります。</p>



<p>タイムトライアルだからと言って、この時は服装を着替えたり、シューズを履き替えもしません。<br>シューズを履き替えてる人はたくさんいましたが、私は競技場に来た時と同じ体操服と通学靴で走るだけです。</p>



<p>この時、スタート前に他校の人を含め、先輩たちがトラック上でダッシュしているのが印象的でした。<br>ダッシュの事を「流し」とか「ウインドスプリント」と言ったりもします。<br>なぜするかというと、試合のスタート直後の走り出しは、位置取りのためダッシュし、一気にスピードを出します。<br>このスタート直後のダッシュに体を慣らすためにも、レースのスタート直前に「流し」を入れることは一般的です。</p>



<p>※以下動画の冒頭１０数秒ですが、各選手が流しをしている様子が分かります↓</p>



<figure class="wp-block-embed is-type-video is-provider-youtube wp-block-embed-youtube wp-embed-aspect-16-9 wp-has-aspect-ratio"><div class="wp-block-embed__wrapper">
<iframe title="【ラスト1周がエグい】衝撃のスパート合戦 【世界陸上ブダペスト／男子10000m決勝】ハイライト" width="920" height="518" src="https://www.youtube.com/embed/s5p2vWGjTVQ?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" allowfullscreen></iframe>
</div></figure>



<p>このことを知らない私は、「これから走るのにダッシュなんかしてバテないのか？」なんて思いつつ、先輩たちがやってるから真似したくなり、控えめなダッシュを数本行うのです。</p>



<p>以後、スタート前は必ず行うようになった「流し」ですが、私は大体レース前にトラックに入り、１００ｍほどの流しを１往復ほど行います。<br>しかし、「流し」を知らない人からは心配されるのです。<br>以前トラックレースを見に来てくれた知り合いに、「スタート前にあんなに走って大丈夫？疲れない？」と言われましたが、陸上競技を始めたころの私も同じ心配をしてたなと、ふと思い出しました。</p>



<p>ウォーミングアップで温まった体では、１００ｍほどの流しでバテることはないのでご安心ください。むしろ、今ではスタート前に流しができないと不安になります。</p>



<p>今回はここまでです。<br>少々長くなったので、次回の記事で１０００ｍのタイムトライアルについて書きたいと思います。</p>



<p>次の記事↓</p>


<a class="wp-block-read-more" href="https://runners-aidstation.com/memory-6/" target="_self"><a href="https://runners-aidstation.com/memory-7/">ベンチマークは２００秒 &#8211; ランナーたちの給水所 (runners-aidstation.com)</a><span class="screen-reader-text">: 市内の合同練習会へ</span></a><p>Copyright &copy; 2026 <a href="https://runners-aidstation.com">ランナーたちの給水所</a> All Rights Reserved.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>陸上部初練習、往復8km地獄の４０分間</title>
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		<dc:creator><![CDATA[所長]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 16 Aug 2023 04:32:41 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[【思い出話】]]></category>
		<category><![CDATA[マラソン]]></category>
		<category><![CDATA[長距離ランナーの思い出]]></category>
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					<description><![CDATA[わたしは中学校から本格的に陸上競技を始め、高校、大学、そして実業団まで、15年以上も長距離ランナーとして走り続けてきました。 このブログは、そんなわたしの陸上漬け人生の思い出を綴っています。 今回は中 ... <p>Copyright &copy; 2026 <a href="https://runners-aidstation.com">ランナーたちの給水所</a> All Rights Reserved.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p><strong>わたしは中学校から本格的に陸上競技を始め、高校、大学、そして実業団まで、15年以上も長距離ランナーとして走り続けてきました。</strong></p>



<p>このブログは、そんなわたしの陸上漬け人生の思い出を綴っています。</p>



<p>今回は中学校の陸上部に入部して、初練習時の思い出を書いています。</p>



<p>元々、市内で長距離走No.1だったわたしですが、陸上部での初練習は今でも決して忘れられません…</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>少数精鋭？長距離</strong>メンバー</h2>



<p>中学校入学後、体験入部を経て、わたしは正式に陸上部へ入部しました。</p>



<p>​練習初日、グラウンドには短距離・長距離合わせて60名程の全部員が集まり、新入部員である1年生は私を含めて20人ほど。</p>



<p>新入生の簡単な自己紹介が終わり、練習のために短距離パートと長距離パートに分かれます。</p>



<p>すると、60人もいたのに、<strong>長距離パートに集まった人数はたった14人。</strong></p>



<p>しかも、女子部員は全員短距離で、長距離は「男子のみ」という硬派な構成でした。</p>



<p>小学校の陸上大会でも短距離種目を選ぶ人が圧倒的に多かったのを思い出し、「やっぱり長距離走ってあまり人気ないのかな…」と感じた瞬間でした。</p>



<p>学年構成は、3年生が6名、2年が2名、そして新入生は私を含む6名。</p>



<p>幸いなことに、新入生全員が走ることが得意な顔見知りのメンバーだったため、すぐに打ち解けることができました。</p>



<p><strong>この「仲間」の存在は、後の練習でもわたしにとって非常に大きな影響を与えました。</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">未知なる「8km集団走」</h2>



<p>長距離種目の​顧問である、ゴリラ(のような体型の)先生が今日のメニューを告げました。</p>



<p><strong>「今日は学校裏の往復8kmのコースを走るぞ。新入生は先輩たちの間に入れ！」</strong></p>



<p>これを聞いて、(8kmか、やっぱり陸上部って結構走るんだな)程度にしか感じていません。</p>



<p>​というのも、これまでのわたしは、長く走ったとしても少年野球の練習でせいぜい2km程度です。小学生時代に何㎞も走ることはそうありません。</p>



<p>この時点で、8kmという距離がどれほどの疲労を伴うのか、その想像力すら持ち合わせておらず、<br>むしろ​練習場所は校外の林道であったため、「学校の外に出られるんだ！」という小学校時代には考えられなかった練習スタイルにテンションが上がりました。</p>



<p>そうして、軽い足取りで学校を飛び出したのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>​完璧に構築された「フォーメーション」</strong></h2>



<p>校外を走る際、部では徹底されたフォーメーションが組まれていました。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>​<strong>先頭:</strong>3年生が一定のペースで引っ張る「ペースメーカー」</li>



<li><strong>中央:</strong>私たち下級生が追随し、​上級生にサンドイッチされる</li>



<li><strong>最後尾：</strong> 3年生が遅れそうな者の背中を押し、声をかける</li>
</ul>



<p>そして、集団のさらに後方に​は顧問の先生が車で追走します。</p>



<p>​先生は給水の役割だけでなく、不測の怪我等があれば、車に乗せて学校に帰ることも出来るからです。</p>



<p>合わせて、選手の走りを見て状態を見極める必要もありますが、そもそも校外に出るので先生の同伴は必須ですね。</p>



<p>以上のようなフォーメーションで学校裏の林道を進んでいきます。</p>



<p><strong>​</strong>​コースはアスファルトで整備されており、車はほぼ通りません。</p>



<p>木漏れ日が差し、コース途中にはすぐ側に川も流れており涼しさも感じられる絶好のランニングコース。​適度な起伏もあり、脚力を鍛えるのにも最適です。</p>



<p>この時のわたしにとっては、全く見知らぬコースを先輩が引っ張るペースに合わせて走るだけ。当時は時計すら持ち合わせていません。</p>



<p>今どのくらいのペースで何km辺りを走っているのか一切分からず、先輩達に連れられるだけの、完全なドナドナ状態で走り続けます。（ペースは１㎞5分程度で走っていました）</p>



<p>そんな様子が変わり始めたのが、スタートから3kmくらいでしょうか。</p>



<p>すでにこの時点で、わたしはこれまでの人生で最長の距離を走っていました。</p>



<p>要するに、体感では既に折り返す4kmを超えていたのです。</p>



<p>しかし、先頭を走る先輩は一向に折り返す気配がありません。</p>



<p>徐々に呼吸も乱れて足も重くなってきます。本来ならペースを落としたいのに、先輩に挟まれては落とす事もできません。</p>



<p>一向に折り返さない先輩の背中に、怒りさえ芽生え始めました。</p>



<p><strong>「どこまで行くんだ！！早く折り返せ！！」</strong></p>



<p>折り返し地点である4kmまで、わたしは先輩に念を送り続けていました。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>行きはしんどい、帰りも辛い</strong></h2>



<p>先輩に念が届くまでにやや時間を要しましたが、ようやく折り返し。</p>



<p>あと半分！という安堵よりも、<strong>「この道のりをまた走るのか…」の絶望の方がはるかに大きかったです。</strong></p>



<p>ただ、折り返し地点で先生から給水を受け取り、少しリフレッシュしたように思います。</p>



<p>加えて、帰り道はやや下り勾配だった事も助かりました。</p>



<p>それでも距離を進めるにつれて疲労は増していき、<strong>ついに新入生の1人が集団から遅れ始めます。</strong></p>



<p>後方の先輩からの熱心な掛け声もあり、多少は粘りを見せたものの、集団から離れてしまいました。</p>



<p>すると、次は後方の車から先生が、「まだ粘れるぞ！頑張れ！！」といった声も聞こえてきます。</p>



<p>が、とうとう車の後方まで離れてしまい、先生の檄も聞こえなくなりました。</p>



<p>そこからは矢継ぎ早に新入生が1人、また1人離れていき、その度に檄が飛ばされては聞こえなくなります。</p>



<p>わたしも既にこれまでの人生で走った事のない距離を走り続けており、正直限界でした。</p>



<p>それでも離れなかったのは、先生に熱心に勧誘してもらい入部したのに、初日の練習で離れる姿は見せたくない、そんな気持ちがあったからです。</p>



<p><strong>ただ、それ以上にわたしが粘れたのは、同じ新入生の存在です。</strong></p>



<p>この時点でもう1人、集団に付いている新入部員がいたのです。</p>



<p><strong>小学校時代、市内の陸上大会でも駅伝大会でも1位だったわたしが、同じ校内の子に負けるなんてありえない！この子が離れるまではわたしも離れない！</strong></p>



<p>同級生に長距離走で負けたことが無い、そのプライドがわたしが集団で粘れた大きな理由です。</p>



<p>そしてついに、ゴール地点へ！<br>わたしももう1人の同級生も、集団から離れること無く練習を終えました。</p>



<p>これまでの人生で走ったことのない、8km40分のランニングが終了です。<br>体感的には1時間以上走っていた気分でしたが。</p>



<p>ゴール後、先輩達から「よく最後まで走れたな！！」「この練習を新入生が2人も出来るとは思わなかった！」と声を掛けられ、嬉しさと同時に、これだけしんどい練習を淡々とこなす先輩たちの凄さも思い知りました。</p>



<p>というか、そもそも新入生がこの練習をできる想定をしていないのか？<br>新入生たちのレベルをふるいにかけて見極めるつもりだったのか？<br>真意はよく分かりませんが、初練習にしては辛過ぎる練習でした。</p>



<p>その後、離れた新入生を走って迎えに行く先輩や、ゴール地点から大きな声を送る先輩と先生。</p>



<p>長距離走は淡々と、黙々と走るイメージがあっただけに、熱心に声を出している先輩たちは非常に印象的でした。</p>



<p>少年野球の時は、よく大きな声を出してましたが、長距離走の練習でもこんな大きな声を出すなんて知りませんでした。</p>



<p>「これが長距離走か…しんどいなぁ…。いつかは先輩達みたいに走れるのかな<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/2049.png" alt="⁉" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" />」</p>



<p>長距離走の辛さと練習後の達成感、先輩達のスゴさと将来の自分への期待、いろいろなものを感じた入部初日の練習でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading">初練習後の帰り道</h2>



<p>この日は、練習で完全に出し切った私に、帰宅する体力は残っていませんでした。</p>



<p>練習後、緊張の糸が切れて、ドッと疲労が押し寄せてきたのです。</p>



<p>8kmを走った後の足へのダメージは想像以上で、少し歩いてはガードレールに手をつき、休憩をとりながらでしか歩を進めることが出来ません。</p>



<p><strong>「こんなに足って棒になれるんだ」と、初めて知りました。</strong></p>



<p>ここで通りかかったのが、家が近所で昔からよく一緒に遊んだ親友です。<br>彼もまた健脚自慢で、短距離に入部していました。</p>



<p>わたしのかばんを持ち、歩くペースを合わせてくれて、時には肩も貸してくれたのです。通常20分程度の通学路を1時間近くかけてようやく帰りました。</p>



<p>彼がいなければ、この日帰宅することが出来なかったんじゃないかと思うほどです。ホントに助けられました。ありがとう<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/2728.png" alt="✨" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /></p>



<p>ただ、元々長距離走が得意なわたしが、こんな状態になっているのを見て、彼もちょっと引いてましたね。</p>



<p>「長距離走やべぇな…」と。</p>



<p>練習初日の思い出は、練習時よりも、全身の筋肉が悲鳴をあげてボロボロで帰宅している時を鮮明に覚えています。</p>



<p>これが、わたしの本格的な陸上人生の第1歩目でした。</p>
<p>Copyright &copy; 2026 <a href="https://runners-aidstation.com">ランナーたちの給水所</a> All Rights Reserved.</p>]]></content:encoded>
					
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		<title>わたしが陸上部に入部した理由</title>
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		<dc:creator><![CDATA[所長]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 28 May 2023 04:49:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[【思い出話】]]></category>
		<category><![CDATA[長距離]]></category>
		<category><![CDATA[長距離ランナーの思い出]]></category>
		<category><![CDATA[陸上競技]]></category>
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					<description><![CDATA[わたしは中学校から本格的に陸上競技を始め、「全国高校駅伝」や「箱根駅伝」、さらには実業団ランナーの最高峰である「ニューイヤー駅伝」といった数多くの大会を経験してきました。 このブログでは、わたしの陸上 ... <p>Copyright &copy; 2026 <a href="https://runners-aidstation.com">ランナーたちの給水所</a> All Rights Reserved.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>わたしは中学校から本格的に陸上競技を始め、「全国高校駅伝」や「箱根駅伝」、さらには実業団ランナーの最高峰である「ニューイヤー駅伝」といった数多くの大会を経験してきました。</p>



<p>このブログでは、わたしの陸上競技歴15年以上の思い出を綴っています。</p>



<p>今回は、わたしが長距離ランナーとしての第一歩を踏み出した中学校入学時、陸上部へ入部を決めた時のエピソードを書いています。</p>



<p>結論から言うと、<strong>「陸上部顧問の先生に誘われたからです！」</strong>ただ、そこに至るまでの経緯はいろいろあったんです。<br>ぜひご覧ください。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>​中学への入学と部活動の選択</strong></h2>



<p>わたしは、小学5年生の陸上大会800ｍで市内1位、小学6年生の駅伝大会では個人1位と、長距離走では同学年を相手に市内で負けなしでした！</p>



<p>それもあり、長距離走には得意意識はありましたが、少年野球に打ち込んでいたため、<br>中学校に入学したら迷わず<strong>「野球部」</strong>に入るつもりでした。</p>



<p>​進学した市内の公立中学校は、1学年250人規模と市内でトップレベルの人数をかかえています。</p>



<p>​入学直後のオリエンテーションで、担任の先生からこんな案内がありました。</p>



<p>​<strong>「中学校では原則としてクラブ活動を行ってもらいます。2週間の体験期間を経て、入部するクラブを決めてください」</strong>と。</p>



<p>部活を決めないといけないことは分かっていましたし、入部するクラブも決めていた私にとっては迷うことはありません。</p>



<p>周りの子たちが「どこに見学行く？」とソワソワする中、わたしの心は決まっていました。</p>



<p>放課後、少年野球で同じチームだった友人と一緒に、なんの迷いもなく野球部の体験入部へ向かったのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">公立中学校の厳しいグラウンド事情</h2>



<p>​しかし、体験入部で待っていたのは、思い描いていたような練習ではありませんでした。</p>



<p>​ボールに触れるチャンスは皆無に等しく、上級生が練習している後方に待機して、転がってきたボールを投げ返すだけ。</p>



<p>下級生は基本的に<strong>「ボール拾い」がメイン</strong>だったのです。</p>



<p>​わたしの中学校では、グラウンドの広さには限りがあります。部活動の短い時間内では全員が練習するスペースはなく、上級生しか本格的な練習ができない状況でした。</p>



<p>そのため、「1年生は雑用メインで、3年生が引退してからようやくボールを触れる」という、昔ながらの暗黙のルールが出来上がっていたのです。(よっぽど上手い選手は別ですが)</p>



<p>​「1年生ってこんなものなのかな……」と落胆しつつも、数日間は野球部の体験に通い続けていました。</p>



<p>そんな野球部の活動が終わって帰ろうとした時、ガタイの良い先生に声をかけられました。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>突如として現れた、ゴリラ先生</strong></h2>



<p>そんな野球部に体験入部をした日の帰り道、ゴリラのようなガタイの良い先生に、突然声をかけられたのです。</p>



<p>​「陸上部で長距離走をやるつもりはないか？ 小学校の駅伝大会で1番だった子だよな！！」</p>



<p>​なんと、小学校の駅伝大会で1位だったことを、中学校の先生が知っていたのです。</p>



<p>さらに先生は、「もう野球部に入部することは決まっているのか？ 一度でも良いから陸上部の体験入部に来てくれ！」と、熱烈なラブコールを送ってくれました。</p>



<p>正直、​野球部以外に入る気はなかったものの、直接勧誘を受けたらその場で断ることができず…</p>



<p>「じゃあ、今度陸上部の体験に行ってみます」と答えました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">陸上部への体験入部</h2>



<p>​翌日、約束通り陸上部の体験に行ってみましたが、<strong>​誘ってくれた先生はいませんでした。</strong></p>



<p>どうやらこの日は学校の裏にあるロードコースで練習のため、長距離メンバー全員が不在だったのです。</p>



<p>なので、長距離の体験に来た生徒は、校内グラウンドの外周(1周約500ｍ)を走るランニングコースを何周か走るメニューでした。</p>



<p>とりあえず走ったものの、淡々とランニングするだけです。<br>走るだけなんて、<strong>ぶっちゃけ面白くありません。</strong></p>



<p>正直、野球部の体験練習でボール拾いをやっている方がまだ楽しかったくらいです。</p>



<p>体験入部が終わり帰ろうとした時、ゴリラ先生に会いました。</p>



<p>​「体験入部に来てくれてありがとう！ 今日は直接練習を見れなかったが、ぜひ長距離に入部して一緒に駅伝をやろう！」</p>



<p>そう声をかけてくれました。</p>



<p><strong>が、その翌日わたしは再び野球部の体験入部に戻っていました。。。</strong></p>



<p>やっぱり、ただ走るだけよりも野球の方が楽しく感じられ、ボール拾いは嫌だけど「野球をしたい」という気持ちは変わりませんでした。</p>



<p>​しかし、ボール拾いをしていると、何か視線を感じます…</p>



<p>視線の先には、あのゴリラ先生が！！<br>明らかに遠くからわたしを見つめているのです！</p>



<p>ここで、少々わたしの中学校陸上部の状況をお伝えしましょう。</p>



<h2 class="wp-block-heading">中学校陸上部の体制</h2>



<p>わたしの中学校陸上部では、顧問2人の体制です。</p>



<p>​一人は、短距離経験者であり、短距離と跳躍種目を担当しています。&nbsp;</p>



<p>そしてもう1人、わたしを誘ってくれたゴリラ先生が、長距離と投擲種目を見てくれています。</p>



<p>​<strong>この先生、過去に投擲種目で全国大会にも出場したことのあるアスリートでした。ゴリラ体型にも納得です。</strong></p>



<p>​先生の本音を言えば、現役時代の経験を活かして、砲丸投げや槍投げを教えたかったのです。</p>



<p>しかし、投擲種目は、生徒が溢れかえっているグラウンドでは他の生徒に当たる危険があるため、練習場所はグラウンドの「隅っこ」に追いやられてしまうのが現状です。</p>



<p>残念ながら、「なんかグラウンドの隅っこで活動している人たち」という見られ方もあってか、投擲種目を選ぶ選手が非常に少ない状況にありました。</p>



<p><strong>投擲を教えられない代わりに、先生が心血を注ぐようになったのが「長距離・駅伝」でした。</strong></p>



<p>​先生はもともと長距離走については全くの未経験者。&nbsp;</p>



<p>しかし、駅伝の指導に携わるうちに、誰よりもどっぷりとハマっていったのです。</p>



<p>元アスリートという事もあってか​<strong>向上心がすごく、</strong>市内の長距離走に詳しい先生の元に練習メニューを教わるほどの熱心さです。</p>



<p>当然、<strong>わたしが小学校6年生で出場した駅伝大会の結果もチェック済み</strong>です。</p>



<p>こんな先生にロックオンされてしまったのが運の尽き(？)でした。</p>



<p>胸板も厚く、長距離走に対しても熱い、そんな先生の熱い視線がボール拾い中のわたしに注がれます。</p>



<h2 class="wp-block-heading">陸上部入部の決意</h2>



<p>野球部への体験入部後の帰り際、案の定声をかけられました。</p>



<p>「君なら長距離走で必ず活躍できる！ぜひ一緒に駅伝をやろう!!」</p>



<p>圧迫面接のような勢いで言われるので、とりあえず翌日は再び陸上部の体験に行きます。<br>しかし、翌日には野球部に戻る、そしたら帰り際に必ずゴリラ先生が勧誘に来る。</p>



<p>このサイクルを何度か繰り返して、わたしは悟りました。</p>



<p>(この先生、陸上部に入部するまでずっと勧誘してくるぞ…)</p>



<p>何よりも、これだけ熱心に声をかけてくれて正直嬉しかったです。<br>気持ちも少しずつ揺らいでいた時、こんな言葉をかけられました。</p>



<p><strong>「野球部だったら1年生は球拾いだけど、陸上部に入れば、君の実力なら1年生から試合に出れるぞ！！」</strong></p>



<p>この言葉で、小学校の陸上大会で優勝できた事、友達と走った駅伝大会が楽しかった事を思い出しました。</p>



<p>ランニングの練習はつまらないけど、レースで走り終えた後には、いつも必ず良い思い出があったのです。</p>



<p>ランニングは野球にも活かせるし、長距離走も悪くないかな…だんだんそう思い始めてきたのです。</p>



<p>そして体験入部期間の最終日、正式に陸上部に入部する事を先生に伝えました。</p>



<p>この時、先生から手を差し伸べられ、<strong>固い握手を交わした事を今でも覚えています。</strong><br>(ゴリラって握力500kgあるんですよ。手がちぎれるかと思った…)</p>



<h2 class="wp-block-heading">最後に</h2>



<p>この日、家に帰ってから両親に陸上部に入部した事を伝えて驚かれました。</p>



<p>「野球部に入部するんじゃ無かったの！？」</p>



<p>わたしは、「ランニングで足腰も鍛えられて野球に活かせるから」と入部理由を伝えました。</p>



<p>決して先生の勧誘に屈したわけではなく、あくまでも自分の意思で入部したんだと、両親の前では変に強がっていました。</p>



<p>ただ間違いなく先生がいなければ、わたしは陸上部に入部する事はありませんでした。</p>



<p><strong>ゴリラ先生は、間違いなくわたしを陸上の世界へ導いてくれた恩師です。</strong></p>



<p>こうして、本格的な陸上人生がスタートしたのです。</p>



<p>続きはこちら→<a href="https://runners-aidstation.com/memory-5/">陸上部初練習、往復8km地獄の４０分間 &#8211; ランナーたちの給水所</a></p>
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		<title>小学６年生、人生初の駅伝大会</title>
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		<dc:creator><![CDATA[所長]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 22 May 2023 03:03:15 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[【思い出話】]]></category>
		<category><![CDATA[マラソン]]></category>
		<category><![CDATA[長距離]]></category>
		<category><![CDATA[長距離ランナーの思い出]]></category>
		<category><![CDATA[陸上競技]]></category>
		<category><![CDATA[駅伝]]></category>
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					<description><![CDATA[わたしは中学校から本格的に陸上競技を始め、高校、大学、そして実業団まで、15年以上も長距離ランナーとして走り続けてきました。 このブログは、そんなわたしの陸上漬けの人生の思い出を綴るブログです。 これ ... <p>Copyright &copy; 2026 <a href="https://runners-aidstation.com">ランナーたちの給水所</a> All Rights Reserved.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p><strong>わたしは中学校から本格的に陸上競技を始め、高校、大学、そして実業団まで、15年以上も長距離ランナーとして走り続けてきました。</strong></p>



<p>このブログは、そんなわたしの陸上漬けの人生の思い出を綴るブログです。</p>



<p>これまで、「全国高校駅伝」や「箱根駅伝」、さらには実業団ランナーの最高峰である「ニューイヤー駅伝」といった数多くの駅伝大会を経験してきましたが、今回は人生で初めて市内の駅伝大会に出場した時の思い出を書いています。</p>



<p>この駅伝大会への出場は、わたしが陸上競技へと進む大きなきっかけとなりました。<br>後の箱根駅伝ランナーの小学校時代の走りをご覧ください！</p>



<h2 class="wp-block-heading">友人からの誘い</h2>



<p>​小学校卒業を間近に控えた1月のある日、別クラスの友人から声をかけられました。</p>



<p>「今度の市内駅伝、うちのチームで一緒に出ない？」と。</p>



<p>当時のわたしは、2月に行われる「市内小学校駅伝大会」の存在こそ知っていたものの、希望者のみ参加となっていたため、自分には関係のない行事だと思って聞き流していました。</p>



<p>この時点でわたしは学年でシャトルランの回数No.1、昨年の市内陸上大会では800mで1位と、長距離走を得意としていました。<br>そのため、わざわざ別クラスから誘いに来てくれたのです。</p>



<p>元々は一緒のクラスで過ごした友人であり、<strong>「小学校卒業前の思い出に一緒に出ようよ！！」</strong>と言われると、駅伝に元々乗り気では無かったものの、出場を承諾することに。</p>



<p>こんな流れで、人生で初めての駅伝大会への出場が決まりました。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>​予想外の放課後特訓！</strong></h2>



<p>​駅伝へのエントリーを済ませたわたしを待っていたのは、想定外の「放課後練習」でした。&nbsp;</p>



<p>「遊び時間を削ってまで走るなんて聞いてねぇよ…」と思いましたが、チームのメンバーは思いのほかやる気満々。</p>



<p>彼らに引きずられるようにして、月・水・金の週3回、放課後のグラウンドへと向かう日々が始まりました。</p>



<p>​<strong>練習内容は、いたってシンプル。駅伝と同じ「1200m」を走るだけです。</strong>&nbsp;</p>



<p>授業が終わったら勝手に1周200ｍのグラウンドを走り始め、1200ｍ走り終えたら帰っても良いという自由なスタイル。</p>



<p>日によっては、友達とお喋りしながらジョギングしたり、ラスト1周でいきなり全力走をして競り合ったり。</p>



<p>遊び半分、練習半分の感覚で…   いや、ほぼ遊びの気持ちで練習していましたが、こんな感覚だったからこそ毎回練習に参加できたのだと思います。</p>



<p>これまで、​1200mという距離は、小学生のわたしにとってはかなり長い距離という認識でした。</p>



<p>それでも週に数回、この距離を繰り返し走ることで、<strong>1200mという距離に対する心理的なハードルは下がっていました。</strong></p>



<p>喋りながらのランニングで、体力的にはどこまで向上できたか分かりませんが、決して意味の無い練習では無かったと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>​駅伝大会当日！アンカーで初出走</strong></h2>



<p>​迎えた大会当日。</p>



<p>市内の陸上競技場が発着点となるコースでした。<br>昨年競技場に来た時は青々としていた芝生でしたが、2月の寒さで茶色く枯れていた事が印象的でした。</p>



<p>参加チームは市内の各小学校からエントリーされた30〜40チーム。</p>



<p>わたしたちのチーム目標は<strong>「6位入賞！！」</strong><br>6位以内に入れば賞状が貰えたのです。</p>



<p>そして、わたしの走る区間は「5区（アンカー）」を任されました。</p>



<p>そしていよいよ、駅伝大会がスタート！<br>一区の走者たちが競技場を飛び出していきました。</p>



<p>この時初めて知りましたが、​<strong>駅伝の待ち時間って結構長いですね…</strong></p>



<p>チームのみんなと軽くウォーミングアップをしましたが、アンカーのわたしにタスキが渡るまで20分近く待機しなければなりません。</p>



<p>2月で風も吹いていたので、まさに真冬といった気候でした。ウォーミングアップで温まった体はみるみる冷えていきます。</p>



<p>この時はまだ、スタート時間に合わせてウォーミングアップをするという考えはありません…</p>



<p>それでも、競技場に戻ってきた4区の走者が、必死の形相でタスキを繋ごうとする姿を見た瞬間、寒さは吹き飛びました。</p>



<p>わたしは12〜13位前後でタスキを受け取りました。</p>



<p>想定より後ろの順位でタスキを受け取りましたが、「前の選手を一人でも多く抜く」――それだけを考えて競技場を飛び出しました。</p>



<p>仲間たちがアンカーのわたしに期待して、ここまで必死にタスキを繋いでくれた。<br>その気持ちが、タスキを受け取った前走者からも、すでに走り終えたメンバーの応援の声からもひしひしと伝わり、陸上大会で800mに出場した時よりも頑張れたように思います。</p>



<p>タスキを受け取った直後からぶっ飛ばし、後半は苦しみながらも全力で1200ｍを駆け抜けました。</p>



<p>​結果として5人を抜き去り、チームの順位を押し上げましたが、<strong>目標の6位入賞にはあと一歩届きませんでした。</strong></p>



<p>それでも、走り終えた後はタスキを繋いだ仲間たちと笑い合っていました。</p>



<p>「あの選手めっちゃ速かった」「同じ学校のこのチームには勝てたな！」とか、「全然競技場に戻ってこないからコース間違えたかと思った！笑」とかずっと話し合っていました。</p>



<p>目標には届きませんでしたが、<strong>わたしたち5人だけの戦いの記憶を共有できた事は何よりも楽しくて、もう結果なんてどうでも良くなっていました。</strong></p>



<p>最初は駅伝大会なんて出ないつもりでしたが、走り終えた後は出場して良かったと心の底から思いました。</p>



<p>これがわたしの人生初の駅伝大会でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading">最後に</h2>



<p>​しかし、本当のサプライズは大会から数日後、学校に届いた「駅伝大会の結果表」にありました。</p>



<p>駅伝大会から数日後、再び友人がわたしのクラスにやって来て結果表を見せてくれました。</p>



<p>そこには、各チームの順位とタイムだけでなく、個人のタイムまで記載されていたのです。</p>



<p>そして、個人順位の1番上にはわたしの名前が！！</p>



<p><strong>全出場者の中で「個人1位」のタイムを記録していたのです。1200mのタイムは4分10秒程でした。</strong></p>



<p>1年前の市内陸上大会で800ｍ1位に続き、今回も市内で1位となることができました。</p>



<p>そう、わたしの小学校時代、長距離走ではまさに地元じゃ負け知らずだったのです。</p>



<p>そして、結果表は市内の小学校に共有されるだけでなく、<strong>陸上競技場にも張り出されて</strong>おり、市内の中学校陸上部の先生たちが見ることとなったのです。</p>



<p>次回はいよいよ、「本格的な陸上競技の世界」へ足を踏み入れた、中学校時代について書きたいと思います。<br>ぜひご覧ください。</p>



<p><a href="https://runners-aidstation.com/memory-4/">続きの話はこちら！</a></p>
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		<title>人生初の陸上競技場～長すぎた800ｍ～</title>
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		<dc:creator><![CDATA[所長]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 16 May 2023 07:09:10 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[【思い出話】]]></category>
		<category><![CDATA[マラソン]]></category>
		<category><![CDATA[長距離]]></category>
		<category><![CDATA[長距離ランナーの思い出]]></category>
		<category><![CDATA[陸上競技]]></category>
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					<description><![CDATA[​わたしは中学校から本格的に陸上競技を始め、高校、大学、そして実業団まで、15年以上も長距離ランナーとして走り続けてきました。 その中で、「全国高校駅伝」や「箱根駅伝」、さらには実業団ランナーの最高峰 ... <p>Copyright &copy; 2026 <a href="https://runners-aidstation.com">ランナーたちの給水所</a> All Rights Reserved.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<p>​<strong>わたしは中学校から本格的に陸上競技を始め、高校、大学、そして実業団まで、15年以上も長距離ランナーとして走り続けてきました。</strong></p>



<p>その中で、「全国高校駅伝」や「箱根駅伝」、さらには実業団ランナーの最高峰である「ニューイヤー駅伝」といった大きな舞台を経験することができました。</p>



<p>このブログは、わたしの陸上競技歴15年以上の思い出を綴るブログです。</p>



<p>今回は小学5年生時の、人生初の陸上競技場で走った思い出を書いています。トラック2周がこんなにも長いとは…</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>「消去法」で選んだ800mのエントリー</strong></h2>



<p>15年以上走り続けている「わたし」ですが、実は最初から走ることが好きだったわけではありません。</p>



<p>小学校の頃から、​シャトルランは学年で1番多く走れましたし、<strong>長距離走が得意だという自覚はありましたが、「好き」と思う事が出来ずにいました。</strong></p>



<p>当時所属していた少年野球チームでは、ランニングの練習中には、「早くバットでボールを打ちたい！！」と思いながら走っていました。</p>



<p>しかし、わたしの住んでいた地域では小学5年生になると、「市内陸上大会」への参加が必須となっていました。</p>



<p>この陸上大会が、わたしが陸上競技を始める１つのターニングポイントとなったのです。</p>



<p>ある日の学校の授業では、大会前にどの種目に出場するかを決める​時があり、トラック種目では、100ｍ or 800ｍの選択制でした。</p>



<p>ここでわたしは<strong>「どうせ出るなら、勝てそうな種目がいい」という打算から800mを選択しました。</strong>&nbsp;</p>



<p>100m走などの花形種目は希望者が殺到し、競争率も高い。(そもそも走りたくない人も多いので、すぐに終わる100ｍに集まりがち)</p>



<p>一方で、苦しい長距離種目は誰もが敬遠します。</p>



<p>当時のわたしにとって、800mという距離は「走りたい!!」と言うよりは「勝てる確率が高い選択肢」に過ぎませんでした。</p>



<p>陸上の世界では、800mは「陸上の格闘技」とも呼ばれるスピード感あふれる中距離種目として認知されていますが、当時の小学生にとってはとても長い距離だったのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">初めての陸上競技場</h2>



<p>陸上大会当日、​<strong>初めて足を踏み入れた陸上競技場は、校庭とは何もかもが違う「異世界」でした。</strong>&nbsp;</p>



<p>テレビの向こう側でしか見たことがなかった1周400mの広大なトラック。その内側には整備の行き届いた芝生。</p>



<p>そして、何より衝撃的だったのが、トラックの感触です。</p>



<p>「タータン」と呼ばれる全天候型の合成ゴム舗装は、アスファルトにはない独特の反発と柔らかさを備えていました。</p>



<p>​<strong>開会式の最中、わたしは話を一切聞かずに、タータンのゴムのつぶつぶをちぎっては触わっていました。</strong>&nbsp;</p>



<p>「この赤いゴムがこれだけ広いトラック中に敷き詰められているのか〜」と感動しつつ、</p>



<p>「これだけ広ければ、休み時間のドッジボールの場所取りで喧嘩しなくて済むのにな」と、小学生っぽい感想も抱きながら。</p>



<p>トラックの上を歩いていると、なんとなく弾むように気がして、速く走れそうな気がしていたのを覚えています。</p>



<h2 class="wp-block-heading">長すぎた８００ｍ</h2>



<p>レース時間となりました。</p>



<p>小学生の陸上大会なので、レース前のウォーミングアップなんてものはありません。</p>



<p>スタート時間になれば走る服装になってスタート場所に集合するだけです。</p>



<p>当然、作戦もペース配分も存在しません。</p>



<p>と言うか、わたしの小学校時代は、あらゆるものに対してペース配分という概念が無かったように思います。</p>



<p>ただあるのは、<strong>「ピストルの音とともに先頭に立ち、そのまま逃げ切る！」という安直なレースプランのみ。</strong></p>



<p>マラソン用語では、前半を速く入り後半に粘る走り方を「ポジティブスプリット」と呼びますが、この時のわたしの走りはまさにこれ。</p>



<p>スタート後、1周目から全力で飛ばし想定通り先頭に立ちました。</p>



<p>しかし、2周目に入る前には徐々に足も重くなるし、いくら吸っても酸素が足りない、そんな苦しい状態が続きます。</p>



<p>当時のラップは分かりませんが、感覚的に2周目は大きくタイムも落ちたことは明らかでした。</p>



<p>が、<strong>1周目で大きく逃げていたこともあってか追いつかれることもなく、無事に1位でゴール！！</strong></p>



<p>ただ、これで優勝ではありません。</p>



<p>この大会は<strong>「タイムレース決勝」</strong>で行われていたからです。</p>



<p><strong>「タイムレース決勝」とは、</strong>一般的な予選・決勝というステップを踏む形式とは異なり、複数の組に分かれて走り、全組終了後の「タイム順」で最終順位が決まる仕組みです。</p>



<p>予選と決勝を開催できるような大会時間が無い場合にはよくある方式です。<br>（むしろ、小中学生は長距離レースを2本以上走る体力がないので、基本的に「タイムレース決勝」ばかり）</p>



<p>つまり、自分の組で1位になっても、別の組にさらに速い選手がいれば、総合順位は下がってしまいます。</p>



<p>走り終えた直後は、わたしが最も良いタイムでしたが、その後は自分のタイムを超える選手が現れないか、祈りながらレースを眺める時間が続きます。</p>



<p>そして、全組のレースが終了。競技場の電光掲示板に記録が表示されました。</p>



<p>​<strong>結果は、市内の小学5年生で堂々の1位。</strong>&nbsp;</p>



<p>結果が表示された後は、友達はもちろん、クラス外の話したことの無い子からも「おめでとう！」の声をかけてもらいました。</p>



<p>わたしの周りに人だかりが出来て、みんなが1位を祝ってくれて、照れくさくも嬉しかった事を覚えています。</p>



<h2 class="wp-block-heading">最後に</h2>



<p>初めての陸上大会で1位になれたことは、今でも忘れられない印象的な出来事でしたが、これを機に「陸上競技を始めたい！」とはなりませんでした。</p>



<p>優勝した嬉しさはもちろんありましたが、それ以上に、<br>(800ｍがこんなに苦しいとは…マラソンは人間が走り切れる距離なのか…!?)<br>と長距離走の辛さも同時に味わったからです。</p>



<p>しかし、この陸上大会で1位になったことで、<strong>わたしが長距離走が速いと学年全員に知ってもらえました。</strong></p>



<p>この結果、友達から駅伝大会へのお誘いが来ることとなりました。</p>



<p>と言うことで、次回は人生初の駅伝大会について書いています。ぜひご覧ください！</p>



<p><a href="https://runners-aidstation.com/memory-3/">続きの話はこちら！</a></p>
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		<title>長距離走が得意だと自覚した日～小学校の恐怖体験～</title>
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		<dc:creator><![CDATA[所長]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 04 May 2023 07:12:59 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[【思い出話】]]></category>
		<category><![CDATA[マラソン]]></category>
		<category><![CDATA[長距離]]></category>
		<category><![CDATA[長距離ランナーの思い出]]></category>
		<category><![CDATA[陸上競技]]></category>
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					<description><![CDATA[はじめに：15年以上走り続けて見えた景色 わたしは中学校から本格的に陸上競技を始め、高校、大学、そして実業団まで、15年以上も長距離ランナーとして走り続けてきました。 運良く「全国高校駅伝」や「箱根駅 ... <p>Copyright &copy; 2026 <a href="https://runners-aidstation.com">ランナーたちの給水所</a> All Rights Reserved.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[
<h2 class="wp-block-heading"><strong>はじめに：15年以上走り続けて見えた景色</strong></h2>



<p><strong>わたしは中学校から本格的に陸上競技を始め、高校、大学、そして実業団まで、15年以上も長距離ランナーとして走り続けてきました。</strong></p>



<p>運良く「全国高校駅伝」や「箱根駅伝」、さらには実業団ランナーの最高峰である「ニューイヤー駅伝」といった大きな舞台を経験することができました。</p>



<p>トラック競技でも日本選手権で複数回入賞し、日本代表として「日の丸」を背負って走ることもでき、かつての自分では想像もできないような貴重な経験が出来ました。</p>



<p>​<strong>しかし、最初から走ることが大好きだったわけではありません。</strong></p>



<p>むしろ、現役時代は「こんなにキツい競技、卒業したら絶対辞めてやる！」と何度も心に誓っていたほどです。。。</p>



<p>そんなわたしが、なぜ長距離の世界に足を踏み入れ、多くの大会を経験できるまでになったのか。</p>



<p><strong>このブログでは、わたしの陸上競技歴15年以上の思い出を綴っています。</strong></p>



<p>その第1話、「長距離走が得意だと自覚した日」について書きたいと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>運動神経は「良い方」。短距離では決して一番になれなかった</strong></h2>



<p>ということで、小学校時代までさかのぼります。</p>



<p><strong>小学校時代のわたしは、スポーツ全般が得意な子どもでした。</strong></p>



<p>体育の授業はもちろん、休み時間のドッジボールや鬼ごっこでは、持ち前のスピードで最後まで生き残るタイプです。</p>



<p>50m走などの短距離もクラスで常に1、2位を争うレベルではありましたが、学年を見渡せば「もっと速いやつ」が必ず他にいました。</p>



<p>​<strong>短距離の世界では、届きそうにない「絶対的な1位」の壁を感じていたのを覚えています。</strong></p>



<p>クラス対抗リレーの代表選手には選ばれるけれど、学年で一番足が速いヒーローにはなれない。</p>



<p>いつも上位ではあるけれど、トップにはなることができない、これが当時のわたしの立ち位置でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>私にとっては嫌いじゃない「マラソン大会」</strong></h2>



<p><strong>短距離走では1番になれないわたしが、当時から必ずと言って良いほど一番になれるのが、冬の体育の授業で行われる「マラソン大会」でした。</strong></p>



<p>短距離では互角だったライバルたちが、距離が延びるにつれて一人、また一人と脱落していくのです。</p>



<p>当時は1,000mにも満たない校庭周回でしたが、大差で1番を取ることができた嬉しさを強く覚えています。</p>



<p>​<strong>「長い距離なら、学年では負けないかも」という漠然とした自信が芽生えたのは、小学3〜4年生の頃でした。</strong></p>



<p>ただ、勘違いしないでいただきたいのは、決して「走るのが好き」だったわけではないということです。</p>



<p>当時は少年野球チームに所属しており、野球が大好きでしたし、なんなら家でゲームをしている時間の方が断然幸せでした。</p>



<p>それでも、得意種目で手に入れた、1番という地位を失いたくない、そんな気持ちでマラソン大会では毎回負けないように頑張って走っていました。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>運動テストのシャトルランで100回の</strong>大台達成！</h2>



<p>体育の授業でシャトルランをやると言われたら、大半の人が嫌になるのではないでしょうか。</p>



<p>徐々に早くなる音楽に合わせて20ｍを往復し続けるため、多くの人にとっては「地獄の音楽」として記憶されているかもしれません。</p>



<p>が、長距離走が得意なわたしにとっては能力を活かすことができるステージです。</p>



<p>皆さんのクラスにも、シャトルランでいつも最後まで走ってる人がいませんでしたか。あれがわたしです。</p>



<p>小学4年生時のことでした。</p>



<p>シャトルランも70回を超え、周りの友達が全員脱落する中、コートにはわたし一人が残されます。</p>



<p>クラスメイト全員の視線と声援を一身に浴びながら走り続け、「声援が力になる」という、ランナーにとって大切な感覚を初めて知ったのは、この時かもしれません。</p>



<p>結果、小学4年生でちょうど<strong>100回</strong>という大台を記録することができました。</p>



<p>これは小学4年生平均（約50回）の約2倍であり、学年でもぶっちぎり1位だったのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>長距離走が得意だと自覚した日</strong></h2>



<p>​<strong>シャトルランで100回を記録した数日後、嫌でも長距離走が得意だと自覚した「恐怖体験」が起こります。</strong></p>



<p>放課後の通学路、面識のない1学年上の、いわゆる「ヤンキーっぽい先輩」数人に声をかけられたのです。</p>



<p>トラブルや面倒ごとを常に避けて生きてきたわたしにとっては、当然絡まれるような事をした覚えもなく…</p>



<p>ただひたすらビビっていました。</p>



<p>​<strong>ヤンキーの先輩：</strong>「おい、お前か？ こないだシャトルランで100回いったっていう4年は……。嘘じゃねえだろうな？」</p>



<p>​<strong>わたし：</strong>「……は、はい。」</p>



<p>​<strong>ヤンキーの先輩：</strong>「マジだったのか……。（そのまま去っていく）」</p>



<p>うちの学校は運動テストの結果が貼り出されることはありません。</p>



<p>ヤンキー先輩も運動自慢の一人で、学年下のわたしの噂を聞きつけ、確かめずにはいられなかったのでしょう。</p>



<p>こちらとしてはめちゃくちゃビビった思い出として覚えていますが、<br><strong>恐怖とともに「自分の記録って、わざわざ確認に来るほどすごいのか…!?」という思いもありました。</strong></p>



<p>この嫌でも忘れられない恐怖体験によって、わたしは「かなり長距離が得意な方なのかもしれない」と、否応なしに自覚させられることになったのです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">最後に</h2>



<p>当時はプロ野球選手を目指していた野球少年でしたが、徐々に長距離ランナーへとシフトしていくことになります。</p>



<p>​<strong>結局のところ、わたしが走り始めたきっかけは「走るのが好きだから」ではありませんでした。</strong></p>



<p>「勝てると楽しいから」「勝つことで周りの人が喜んでくれる」という理由です。</p>



<p>当時のわたしはまだ、この先に「箱根駅伝」や「実業団」という、過酷で、輝かしい世界が待っていることなど知る由もありませんでした。</p>



<p>​誰にでも「人より得意なこと」があるのかもしれません。</p>



<p><strong>わたしの場合は、それがたまたま「長距離走」だっただけなのです。</strong></p>



<p>次回は、野球少年だったわたしが、どのようにして「陸上の道」へと進んでいったのか、その１つのターニングポイントである「小学校での陸上大会」についてお話しします。</p>



<p>​最後まで読んでいただき、ありがとうございました！</p>



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		<pubDate>Sun, 03 Apr 2022 16:22:54 +0000</pubDate>
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