中学校で陸上部に入部して約1週間後、市内の合同練習会に参加しました。
最初の練習は1000mのタイムトライアルでした。
どんな走りになったのか、書いていきたいと思います。
竜頭蛇尾とは私の走りのこと
50人程の長距離部員が2グループに分かれて1000mをスタートします。
他校の生徒がいる中、私は自分の中学校の先輩たちについていこうとダッシュし、最初の200mは先頭の方で走ります。
このままいけるとこまでいこうと頑張りましたが、当然長くはもちません。
最初の1周、つまり400mを過ぎた時点で先輩たちの姿が徐々に小さくなっていきます。
そして、最初飛ばし気味だったため、まだ半分も通過していないのに一気に疲れて体が動かなくなってくるのです。
ラスト1周を迎える時点ですでにバテバテです。最初飛ばした分のツケが回ってきました。
さらに、先輩の背中がどんどん小さくなるのも心理的追い打ちをかけます。
体もメンタル的にも苦しいところに、レーン外側から他校の先輩たちにもどんどん抜かれていきました。
この時、抜かれた選手に必死についていこうとするのですが、余力が残っておらず、すぐに離されてしまいます。
抜かれた中には、女子の先輩もいたのです。このタイムトライアル自体は男女混合で行われ、女の子の割合自体は少なめでした。
この先輩、めちゃくちゃ速い人ではあったものの、長距離が得意と自負していた私は、先輩とは言え市内の女子中学生ランナーに負けるとは思ってませんでした。

最終的に走った組の真ん中より少し上の順位でゴールしました。
中学生の頃、四字熟語で「竜頭蛇尾」という言葉を知りました。
竜とか蛇とか入っててなんかカッコいいやん!と思っていたこの四字熟語は、始めは勢いよく、最後は勢いを無くしているという意味。
まさにこの頃の私の走りにぴったりや!と思い、よく覚えています。
ベンチマークは200秒
ゴールした順番で、トラック内側の芝生に並べられます。
私より前にゴールした人たちの顔ぶれを見ると、私の中学校のエースの先輩とキャプテンが1,2フィニッシュしてました。
他校の先輩たちもちらほら見えるものの、同学年の子はいなかったことを確認してホッとしました。
そして上位は男子ばかりの中に、私が抜かれた女子の先輩が1人ポツンと混ざっています。
先生がストップウォッチで測ったタイムをそれぞれの生徒に読み上げていきます。1番でゴールした先輩は2分50秒ほどでした。
女子の先輩は3分ちょいのタイム。
そして私は3分20秒でした。
これが速いのか遅いのかよく分かりませんでしたが、1000mを3分切る先輩たちはとんでもなく速く思えました。

実際、小学生でも1000m3分以内で走る子もいるので、この時の3分20秒は決して速いタイムではありません。
この時は、市内の同級生では1番だったこと、一方で市内にはまだまだ速い人がいることが分かり、複雑な気持ちでした。
それでも、陸上部入部後初めて計測した1000m3分20秒というタイム、つまり1000m200秒という結果は、今後の私の成長を測る上でのベンチマークとなりました。
合同練習会を終えて
初の合同練習会を終えて、やっぱりうちの先輩速いんだと思いました。
市内の選手たちの先頭を走る先輩、トップでゴールした先輩たちを見て、改めて目標とすべき人たちだと再確認しました。
チームの中に目標とすべき選手がいたことで、必死についていき、今後の自分のレベルアップにつながりました。
また、速い先輩が中心となってチームを牽引してくれたのでチーム全体もよりレベルアップできたと思います。
そして、練習会ですごく印象的だったのは、私が抜かれた女子先輩ランナーの存在です。
タイムの速さはもちろんですが、それ以上に彼女の所属する学校の女子長距離部員は、彼女1人だったことに驚きました。
中学校時代、友達と一緒に楽しくクラブ活動をしたくなりそうなものです。私自身、先輩と同級生がいたことで長距離走をやり続けれたと思います。
しかしこの先輩は1人で練習を継続し、男子に混ざって格上の人たちとも走ることで自分を追い込んでいます。
最初は孤高の存在として近寄りがたい雰囲気があったものの、ある日の練習会で話しかけるとめっちゃフレンドリーでいい人でした。
こんなスーパーウーマンみたいな人が市内にいることを知ってからは、ずっと同級生たちとリスペクトしてました。
この先輩、翌年の中学3年生時には全国大会に出場し、1500mで入賞するくらい速かったのです。
こんな感じで、中学校時代を通して行われた週末の練習会は、多くの出会いと学びがありました。自分の競技力向上だけでなく、陸上競技をより深く知ることもできたのです。
次回の記事は、陸上競技場での準備作業を通じて、陸上競技をより深く知れたお話です。