【思い出話】

【中学時代】朝練習スタート

私は長距離走を始めてから15年以上が経過し、現在は実業団で活動しています。

長距離走を行うにあたって、朝練習は切っても切り離せない重要な練習です。

今回の記事は、中学校で朝練習がスタートして、生活がどのように変化したのか、私の経験談を語っていきます。

辛いことも楽しいことも朝練習の内容も、印象的なエピソードも書いてますが、ある1人の長距離ランナーがどのような選手生活を送ってきたのかを見てもらえたらと思います!

ちなみに、前回の記事では長距離ランナーにとっての朝練習の重要性について書いていますので、そちらも合わせてどうぞ!

https://runners-aidstation.com/memory11/

朝が早い

まずなんと言っても、朝起きる時間が早くなりました。

中学校入学当初、学校に8時30分到着で充分間に合ってましたが、朝練開始によって7時45分には学校に到着しなければならなくなりました。

私の家から学校までは2kmほどあり、歩いて30分弱かかります。
いろいろ逆算すると6時45分頃に起きることになりました。

少し前まで小学校に通学していた私にとって、朝6時台の起床なんて未知の領域でした。

小学校時代、私の起床時間は7時40分くらいだったと思います。
学校までは数分しか掛からないので、ギリギリまで寝てる私は8時過ぎの登校で間に合っていました。

ほんの1~2ヶ月前から1時間も起床時間が早まってしまい、たくさん寝ていたい私にとっては辛かったです…

私は起きてすぐにテレビを見るクセがありましたが、1時間も起床時間が変われば番組内容も大きく違います。

「きょうのわんこ」を見ないで学校に行くことに、寂しさと物足りなさを感じる毎朝となりました。

そして、私の朝練習によって親も早起きになります。

中学校はお弁当だったので、親も毎日早起きしてお弁当を作ってくれました。

大変だったと思いますが、私が朝練に行くことに対して応援してくれました。

改めて、部活動に本格的に取り組むにあたって親の協力は必要不可欠なものだと感じます。

朝練習の内容

学校に到着し、全体で体操をした後、集団で早速走り出します。

メニューは毎朝5kmの集団走で、トータルの走行時間は25分程度でした。

最初はゆっくり入り、後半はペースアップして終わるので、ラストは1km4分ペース近くまで上がる日もたまにあります。

他の中学校はどのくらい練習していたのでしょうか。
実業団となった今では短く感じる5kmも、当時はなかなかのボリュームでした。

そして、走り終わった後はすぐに制服に着替えて教室に向かう、これが一連の朝練習の流れです。

体育館の軒下が荷物置き場となっており、練習後に体操服から制服に着替えていると、ぞろぞろと登校してくる生徒たちの声が聞こえてくる、そんな毎朝でした。

入部してから当たり前のように実施されていた朝練習ですが、どうやら歴史は浅いようです。

入学時の3年生が2年生だった時、本気で県駅伝上位を目指したいとチームメンバーで相談した結果、朝練習が開始されました。
つまり、朝練習が開始されてまだ2年目だったのです。

先輩たちの意欲もすごいですが、なによりも朝練習に付き合ってくれる顧問の先生が本当にすごいです。

毎朝グランドに顔を出すと、必ず先生が先に到着しています。朝7時半には必ず学校のグランドにいたようです。

学校内での生徒の活動に先生が立ち会うのは当然ですが、毎朝こんな早くから生徒に付き合ってくれる先生は数少ないんじゃないでしょうか。

朝練習をしたいという生徒の意欲に対して真正面から向き合い、付き合ってくれた先生には感謝です。

こういうのは大人になってから先生の凄さに気がつきますね。

改めて、人に恵まれたなぁと思いますし、この中学校で長距離を始めて良かったと本当に思います。

早起きも悪くはない

寝ることが大好きな私にとって、朝練習の開始はしんどいものでした。

早起きして登校後すぐに走らなければならないので、1日の運動量は格段に増えました。

しかし、朝練習もそんなに悪いもんじゃないなと感じることもありました。

と言うのも、これまでの登校時間では、学校に近づくにつれて通学路は生徒でいっぱいになります。

それが、朝練習の時間に登校するようになって、静かな通学路を歩く事ができました。

生徒でごちゃごちゃしてない登校は、通学路を独占したようなスッキリした気分になります。

また、先輩達や同級生と朝早くから会うことは、友達と遊ぶ時間が増えたようにも感じました。

朝練習は憂鬱な時もしんどい時もありましたが、朝練習前後で長距離のメンバーと喋ったり談笑する楽しい時間も増えました。

昨日のテレビの話から、今日の授業の話などくだらない事をたくさん話していたと思います。

「今日は1時間目が体育だからこの後また走らないといけない…」

という先輩に対して、

「朝練習で体が温まったから、体育の授業は爆走ですね」
とか
「放課後の練習を含めて今日は3回も練習じゃないですか」とか言ったり。

雪が降った日は、朝練習後に雪合戦した事も思い出です。

そして、これだけ活動してもまだ授業前というのは1日が長くなったような気がします。

朝練習後に登校してきた生徒たちと合流するのですが、すでにひと仕事を終えた私はなんだか得した気持ちになりました。

他人よりも活動している事に対して優越感があったのかもしれませんが、早起きは三文の徳ということわざの意味が少し分かった気がしました。

授業で居眠り

1日が長くなった気がしてお得な気分になりましたが、体に反動がない訳ではありません。

授業中クソ眠いです!

プールの後はめっちゃ眠くなるじゃないですか。
そこまでとは言いませんが、たまにめちゃくちゃ眠い日があるんですよね。

とはいえ、中学校のクラスで居眠りしてる人はほぼいないんじゃないでしょうか。

寝てると目立つ事もあって必死に睡魔と戦っていました日もありましたが、ある日気づけば社会の授業中に寝ちゃってました。

この時の社会の先生は優しく起こしてくれたんです。

「朝練習で大変なのは分かるけど、もうちょっと頑張ってね」

授業中に居眠りしてると先生に廊下に立たされる、そんなテレビのイメージが先行していたこともあって優しい起こし方に対し、妙に感動した覚えがあります。

先生は、私が朝練習をしていることを知っており、このような対応でしたが、この時ふと思いました。

朝練習もしていないのび太くんはなぜあんなに授業で寝れるんだ?のび太くんはある意味バケモノだなとも思いました。

そりゃあれだけ寝ていれば廊下にも立たされるような気もします。

のび太くんの凄さを感じつつも、先生に優しく起こされたことに妙な罪悪感を感じた私は、中学時代はこの時を除いて授業中の居眠りは無かったように思います。

まとめ

中学校では3年間朝練習を続けてきましたが、やっぱり朝練習は私にとってやりたいものではありませんでした。

朝練習時の通学路は人通りが少なくて清々しい気分にはなりましたが、それまで一緒に通学していた家が近所で短距離の南くんは朝練習が無く、一人で登校するのは少し寂しかったです。

何よりも起床時の睡魔に何度やられかけたことか。

親に叩き起こされて、朝練習で走る前に通学路を爆走するなんて日もありました。

朝練習に遅れそうな時、速く走って学校に到着できるので
「長距離走をやってて良かった!」
なんて思いましたが、
「そもそも長距離走をやってなければこんなに急ぐ必要は無かったんだよな」
と、朝練習のパラドックスに陥ることもよくあります。

朝練習を実施した中学校の3年間は、今思えば大切な時間でしたし、「早起きは三文の徳」を感じることができた日々でした。

が、四文払ってでも寝たい、私はそんな人間だということも分かりました。

-【思い出話】
-, , ,