【思い出話】

長距離ランナーあるある「ボールぶつけられがち」

学生時代に長距離走をやっていて、他の部活からボールをぶつけられたことがある人は多いでしょう。

多くの部活動が行われるグラウンドを走るため、幾度となくボールの脅威にさらされます。

これも長距離ランナーとして成長するための通過儀礼と言えるでしょう。

競技歴の長いランナーはボールの1つや2つはぶつけられて当然です。

私の中学校時代もグラウンドの外周を走っていると様々な部活の横を通り過ぎるため、いろんなボールが飛んできました。

ただ、3年間グラウンドを走り続ける中で、ボールが飛んできやすい部活、そうでない部活があることが分かりました。

今回は長距離ランナーあるあるの1つ、「ボールぶつけられがち」をさらに深掘りして、「どの部活のボールがぶつけられやすいか」ベスト3をランキングにしてご紹介したいと思います。

私の過ごした中学校での経験を元に書いていますので、中学校のグラウンドの形によっては大きく異なる場合もありますが、ぜひご覧ください。

第3位

早速ランキング発表です。

第3位は「野球」です!

野球と言えば、ボールがよく飛んで来るイメージがあるのでは無いでしょうか。

打球は飛距離も出るし、あらぬ方向にファールボールが飛んでくることもあります。
野球ボールは当たったら痛く危険なので、よくぶつけられるのでは? もっと上位でも良いのでは? と思うかもしれません。

逆に危険だからこそ、その危険を取り除くために学校のグラウンドは野球中心に作られている場合が多いのです。

打球が外に飛んでいかないように外野にはネットが張られていますし、キャッチャー裏にはしっかりとファールボール対策でフェンスも設置されており、極力野球ボールが変な方向に飛んでいかないように作られています。

それもあってか、私たちがグラウンドをランニングしていても野球ボールが飛んでくることはあまりありませんでした。

しっかりネットやフェンスで対策されていると言っても、野球部の横を走っているとボールが飛んでくることはあります。
ファールボールと、送球が大きく逸れた時です。

ただ、どちらの場合でもランニング中の脅威とはなりませんでした。

というのも、うちの中学校は野球部のグラウンドとランニングコースは若干の距離が確保されており、届くまでにボールの勢いが弱まっていました。

加えて、幸いなことに?うちの野球部はあまり強くありません。

ファールボールはたまに飛んできますが、鋭い打球が飛んでくることは少なく、大暴投の送球も我々の元に届くまでに大きく失速していました。

伸びのある打球、矢のような送球とは縁遠い野球部だったのです。

野球部としては問題ですが、グラウンドの周りを走っている長距離部員からすればランニング中に野球ボールが当たっても大したことはありません。

ということで、野球は第3位となりました!

直接ぶつけられることは少なかったですが、野球ボールはランニングコースに落ちている時の方が危険です。

特に集団後方で走っている時は、小さな野球ボールを視認することが難しく、踏んでしまうと捻挫や転倒の危険があります。

コース上の野球ボールには十分注意しましょう!

第2位

続いて第2位の発表です。

次にボールが飛んできやすい部活はテニス部です!

これは、私の中学校のグラウンドの形が大きく影響しているかもしれません。

というのも、テニスコートのすぐ後ろがランニングコースとなっているからです。

テニスコートが4面ほどあり、そのすぐ後ろを走るので、多少ボールが逸れると私たちの方に向かって飛んできます。

そして、うちのテニス部はとてもゆるゆるです。

ゆるゆるテニス部はラリーがあまり続きません。

コートを大きく飛び越える大飛球がたびたび飛んできては、ランナーの横をボールが通り過ぎます。

ラリーポイント制のテニス競技でラリーが続かないのはやや問題ですが、長距離部員にとっては有難い一面もあります。

テニス部員の人たちは、私たちランナー集団がテニスコートに近づくと、
「ランナー注意!!」と掛け声をしてくれるのです。

ラリーが続いていないと、私たちが通り過ぎるまで練習を一時中断してくれます。これは有難い!!

とはいえ、大飛球が飛んでくることもあれば、ラリー中は必死に打ち合っているので、当然ボールが飛んでくることも。

ランニングコースが近いため、ボールがダイレクトに当たることも少なくありません。

しかし、うちのテニス部はソフトテニスです。

ソフトテニスのボールって柔らかくて当たったところで全然痛くないんですよね。だからこそフェンス等で防いでいないこともあるのですが。

ぶつけられてもランニングに全く影響なく、集中していたら「何か当たったか…⁉」程度です。

ボールがコースに落ちていることはありますが、踏んでもボールがつぶれるので捻挫の心配も野球ボールほどではありません。(充分注意する必要はありますが)

ランニングへの影響は大きくないですが、ボールは野球部よりもぶつけられやすいので第2位となりました!

ただ、ボール以上に危険なことがあります。

ランニングコースと近いこともあって、ボールを追いかけることに夢中になったテニス部員がランニングコースに急に出てくることが非常に危険でした。

忘れもしない中学1年生の頃、集団走でグラウンドを走っていると、同じクラスメイトの子がボールを追いかけて急にコース上に出てきたことがありました。

集団の先頭にいる先輩は避け切れず、「どけーーー!!」と大声を出しながら手で突き飛ばしました。

すると同級生は2,3回転してランニングコース外に吹っ飛んでいったのです。

幸い怪我は無かったものの、ぽっちゃり体型の同級生があんなにも軽々と吹っ飛んだことが衝撃で、ランナーとの接触がいかに危険かを目の当たりにしました。

衝突後も練習は続いており、その場で同級生に声を掛けることもできず、「ごめん…!!」と心の中で思いながら走り去りました。

次の周回で元気にしてる同級生を見てホッとしましたね。ぽっちゃりが衝撃をやわらげたのでしょうか。

第1位

堂々の第1位はサッカー部です!もうね、ぶっちぎりですよ。

これまでサッカーボールの脅威にどれだけさらされたか分かりません。

1位となった理由はいろいろありますが、まず言えるのは足でボールを扱うということです。

野球の送球もテニスのラリーも、たまにボールが逸れることはあるものの、手を使っているので狙ったところへボールを届けるという点で精度は比較的高めです。

一方、足を使うサッカーは手で扱う球技に比べて精度は大きく下がります。サッカーグラウンド内から大きく飛び越えることもしばしばです。

このため、サッカーボールがグラウンド外に飛び出すことが多かったですね。

加えて、もう一つ言えるのはボールの大きさです。

野球ボール、テニスボールと比較しても、サッカーボールの大きさは一目瞭然です。

球技の中では、バレーボールやバスケットボールも大きさでは同じくらいですが、どちらも体育館の競技です。

つまり、屋外の球技ではサッカーボールが一番大きく、当たりやすさNO.1です。(ラグビーボールも大きいですが、うちの中学校ではありませんでした)

これら精度の低さとボールの大きさという球技の特徴に加え、うちの中学校特有の環境がさらに追い打ちをかけます。

なんと困ったことにうちのサッカー部はそこそこ強いのです。

キック力は抜群で、当たったらただでは済みません。テニス部のようにノーダメージとはいかないのです。

しかも、サッカーコートからランニングコースまでの距離はわりと近いため、彼らのシュートがダイレクトに届く距離を走っています。

我々長距離部員は知らないうちにサッカー部の間合いに入っていたのです。

さらに言うなら、サッカー部はグラウンドを広く使う練習もあれば、コート内を分割して2か所でミニゲームを実施する場合もあります。

練習内容に応じてサッカーゴールの向きを変えるのです。

サッカーゴールの延長線上にランニングコースが配置されたなら、ボールがぶつけられる環境は全て整ったと言えるでしょう。

ゴールネットを揺らすため、ストライカーによって放たれた強烈なシュートは、時として我々の頬を揺らします。

ここで1つ、過去の恐怖体験をご紹介します。

2列縦隊でグラウンドの外周を走っており、私は同級生にコースの内側を譲っていました。

周回も重ねてやや苦しくなってきた頃、突如サッカー部から「危ない!!」の大きな声が聞こえました。

その声とほぼ同時で、真横にいる内側を走っていた同級生の顔面にモロにサッカーボールがぶつかってしまったのです。

「バチーン!」という痛々しい音が響き、涙目になって頬を押さえる同級生が視界に入ります。

しかし、練習が継続しているため、その場で立ち止まる事もなく、頬を赤く腫らしながらも必死に走り続ける同級生を横目に見て、
(外側走ってて良かった…)と思いつつ、サッカーボールの危険性を思い知りました。

これ以来、私たちは飛んでくるサッカーボールを「無差別魔貫光殺砲」と名づけ、サッカーコートの近くを走る時は充分気を付けるよう部員に注意を促したのです。

こんなことはありましたが、決してサッカーが嫌いとかサッカー部と仲が悪いとかではないんです。

サッカー部も必死に練習していますし、故意にぶつけた訳ではありません。ボールをぶつけた後も謝罪の言葉を掛けてくれます。

サッカー部に仲の良い友達もいましたし、競技は違えどお互いスポーツで活躍を目指す者同士です。

グラウンドが狭ければ、ボールがぶつかることもあるでしょう。これはしょうがない事故だったのです。

ただ1つ確実に言えることは、私とサッカーボールは決して友達になることはありませんでした。

最後に

グラウンドの外周を走ることは、他の部活との接触が増えます。

特に先ほどご紹介した、テニス部の近くを通る時は、テニス部員が急にコース上に入ってくることがあり非常に危険です。

これを防ぐため、先輩達はコース上に入りそうな部員を見つけると早めに大声を出して注意を促していました。

危ない!と思ったら「コースーーっ!!!」と、コースを通ることを知らせます。

しかし、ここはランニングコースでもあり、やや広く見ればテニスコートでもあります。

我が物顔でテニス部の場所を通過する長距離部員が許せなかったのでしょう、テニス部の先生が陸上部に乗り込んで来たこともありましたね。

「大声を出しながらテニスコートを通って、何のつもりだ!!」的な感じで怒ってました。

その時の先生同士の会話では、「接触を回避するための手段でしょうがなかったから、テニス部員も気をつけてね」といった内容で場は収まったと聞いています。

各部活が密集するグラウンドを走ることは危険も多いですね。

怪我をしては元も子もないので、ランナーの皆さんは人の多いところで走る時は充分お気を付けください!!

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